株式会社Sports Marketing Asia Pacific(東京都中央区、代表取締役:加藤謙次郎)では、2018年より「海外野球サポート事業」を展開していますが、この度ABL(オーストラリアンベースボールリーグ)所属「Adelaide Giants(アデレード・ジャイアンツ)」と「日本人選手獲得に関する業務協力」を締結。アデレード・ジャイアンツの日本における公式な窓口として入団希望選手を募集いたします。
■ABL(オーストラリアンベースボールリーグ)とは
2010年に発足したオーストラリアのプロ野球リーグ。2023-2024シーズンの参加チームは6チーム。11月~1月(オーストラリアでの夏期)の間にリーグ戦が行われる。各チームホーム&ビジターで8試合ずつ(計40試合)試合を行い、レギュラーシーズン後プレーオフを行いチャンピオンを決定。
■アデレード・ジャイアンツとは
南オーストラリア州アデレードに本拠地を置くABL加盟プロ野球チーム。チームは1989年に創設。昨シーズン(2022-2023シーズン)のチャンピオンチーム。アデレード・ジャイアンツで2017年にデビューしたカーティス・ミード選手は23年8月にタンパベイ・レイズでMLBデビュー。南オーストラリア州出身初のMLBプレーヤーとして名を刻んだ。
また、フィラデルフィア・フィリーズと提携しており、監督はフィリーズから派遣されている。
■アデレード・ジャイアンツと弊社(株式会社Sports Marketing Asia Pacific)の提携
今回弊社はアデレード・ジャイアンツとの「日本人選手獲得に関する覚書」を締結し、日本人選手の獲得に関して日本における公式な窓口となり、ジャイアンツの戦力強化をサポートします。
今回、弊社が日本人選手のアデレード・ジャイアンツ入団をサポートするにあたり、大きく2つの方法を実施します。
①アデレード・ジャイアンツとの契約
②アデレードまたはそのほかオーストラリア内の地域リーグでのプレーを経て、アデレード・ジャイアンツまたはそのほかのABLチームとの契約を目指す
②については、ワーキングホリデーの活用や短期労働先の仲介を含めた現地での生活もサポートします。
弊社では、海外チームでのプレーを通し経験や技術を高め、さらなるキャリアを獲得するためのサポートをいたします。アジア・北米など各国から多くのスカウトが集う場でのプレーを通し、その後の海外でのプレーチャンスを広げることが可能になるほか、海外での生活経験自体が野球だけではない今後のキャリアに大きな価値をもたらすと考えています。
■アデレード・ジャイアンツGM Nathan Davison(ネイサン・デビッソン)コメント
As the current ABL champion team we will continue to be thorough with our scouting across the globe and find the best players possible that fit into our culture and give us the best chance to defend our title.
We pride ourselves in providing the best environment possible for players to become better at their craft and at the same time create an experience that will stand with them forever.
Japanese players have been an important part of our history and we hope very much to continue to accept more from the number one ranked baseball playing nation.
(日本語訳)
現ABLチャンピオンチームとして私たちはスカウティングの機会を世界に広げ私たちのチーム色にあった良い選手を見つけ、連覇に挑みます。
私たちは選手の技術向上、それと同時に選手にとって一生心に残る経験としてもらうため最高の環境を用意することに誇りをもっています。
日本人選手は私たちの歴史においても重要で、世界一に輝いた野球大国である日本からより多くの選手を迎え入れることを望んでいます。
■概要
〈活動期間〉
2023年11月 ~ 1月末
※プレーオフ進出時は2月中旬まで現地滞在
※通常クリスマスシーズン(12月下旬)で選手の入れ替えが一定数発生します。
状況によっては12月中旬から渡豪というケースもあります。
〈募集対象〉
①(NPBプレー経験があり)自由契約の選手
② 大学生、社会人、独立リーグでプレーしている選手
③ 無所属でも上記選手と同水準のプレーが可能な選手
※大学生は全日本大学野球連盟に所属している者を除く
※社会人は所属チームの了承を得た者に限る
〈募集ポジション〉
ポジションは問わないが、投手・捕手の需要が高い
〈募集に必要な情報〉
①氏名・生年月日・球歴・連絡先
②プレー動画やラプソード等から取得できる各種データ
※プレー動画の量や質は問いませんが、判断材料が多いほど選考には有利です
〈費用・報酬について〉
①アデレード・ジャイアンツと契約のケース
往復航空券・現地滞在環境及び費用(移動・宿泊)は基本的には球団から支給されます。
報酬は選手の実績と期待値による(実績モデル:週給400-500豪ドル)
契約時に成功報酬として仲介料をいただきます
②アデレードまたはそのほかオーストラリア内の地域リーグでプレーし、アデレード・ジャイアンツまたはそのほかのABLチームとの契約を目指すケース
基本的には全額自費負担(弊社によるサポート手数料を含む)
※ワーキングホリデービザ取得を希望する選手には、現地で収入を得られるようにサポートいたします。(ただし本人の経験や適性にもよるので確約できるわけではありません)
詳細はお問い合わせください。
〈応募手順〉
弊社で希望選手のプロフィール(英語版)を作成し、球団に送ります。
球団の編成担当が希望した場合、契約に向けて交渉します。
※実績や判断に必要な動画素材等が不足している場合、作成をお断りさせていただく場合もあります。
〈応募・お問い合わせ〉
こちらからお問い合わせください
■オーストラリアでプレーするメリット
〈野球に関して〉
ABLは設立時にMLBの資本が入っていたこともあり、アメリカ大陸から渡ってきてプレーする選手も多く、また最近では韓国や台湾から入団する選手もいる”多国籍リーグ”です。
MLBのプロスペクト選手もプレーしており、過去にはロナルド・アクーニャJr.選手(アタランタ・ブレーブス、今シーズンMLB初の40本塁打70盗塁を達成)もプレーしていました。
NPB球団からも菊池雄星選手や今永昇太選手、森友哉選手などがチームから派遣され、プレーしていました(下図参照、敬称略)。
ABL球団の多くは今もMLB球団と提携しており、ABLでの活躍によりアメリカ大陸(アメリカ、メキシコなど)から声がかかることもあります。
〈環境に関して〉
日本と時差がなく順応しやすい。また南半球に位置しているため日本の冬季に温暖な気候の中でプレーすることができます。
スーパー等で日本食を購入することも容易で、治安が良いため生活環境は海外トップクラスといわれています。
■弊社の実績 ※所属は当時
2018年12月、BCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスの田代大輝投手のAuckland Tuatara(オークランド・チュアタラ)入団をサポート、2019年1月までプレーしました。
田代投手は1月の帰国後、自主トレ期間を経て3月から再び群馬ダイヤモンドペガサスの一員としてプレー。2019年シーズン公式戦34試合に登板し 防御率1.80、9セーブの成績をあげました。
2019年12月、東京ヤクルトスワローズを自由契約となった村中恭兵投手のAuckland Tuatara(オークランド・チュアタラ)入団をサポート。村中投手は12月上旬に渡豪し、9試合に登板し2勝をあげチームの地区優勝に貢献しました。
今後も、株式会社Sports Marketing Asia Pacificでは
・日本人選手や指導者の海外リーグへの仲介をすることで日本人には活躍の機会を、海外チームには戦力/競技力向上の機会をそれぞれ提供します。
・日本人選手や指導者には「日本の野球」を体現してもらい、野球の活動を通じてその国との架け橋になってもらうとともに「デュアルキャリア」のきっかけにしてもらいたいと考えています。
・現地での日本人の活躍によって日本の野球に注目が集まることで生まれる機会をビジネスとして活かしていき、現地と日本の野球をつなげていきながら市場を拡大していくことを目指しています。
さらなる事業展開にご注目ください。